Intuos Proのペン入力をカスタマイズする

Intuos Proのペン入力をカスタマイズする

ペン先の感触、筆圧、消しゴムの感触、サイドスイッチ、特定のソフトウェアに対するペン機能をカスタマイズできます。ペン入力をカスタマイズする場合は、コントロールパネルの「入力デバイス」のリストからグリップペンもしくは該当のペンを選択します。「グリップペン」タブを選択して、使用可能なオプションから選択します。

  • この2つのドロップダウンメニューで、上部、または下部のサイドスイッチを押した場合に働くボタン機能を選択します。ペンタブレットにペンを接触させずに、表面から10 mm以内にペン先を近づけて、サイドスイッチを押した場合、設定した機能が働きます。
  • 「ダブルクリック距離」スライダを調節して、ダブルクリックの距離を設定します。
  • 「ペン先の感触」スライダを調節して、ペン先の感触をカスタマイズします。
  • ポインタをコントロールパネルの外に置き、「筆圧レベル」バーを押して、ペン先の筆圧レベルを決定します。
  • 「傾き感度」スライダを調節して、傾き感度の大小を調整できます。 傾き検出に対応したソフトウェアで新しい設定をテストしてください。傾きの感度の設定はペン先およびテールスイッチ(消しゴム)の両方に適用されます。傾きはペンを動かす方向に反応します。ソフトウェアによっては、ブラシの方向やその他の特性をコントロールするために、傾きが使えます。
  • ペン先の感触をさらに細かく設定するには、「カスタマイズ」をクリックしてください。 ペン先とテールスイッチ(消しゴム)の詳細な設定をご覧ください。

  • このペン先をダブルクリックすると、機能を変更することができます。
  • ペンのボタンのいずれか1つを、必ず「クリック」機能に設定してください。
  • グラフィックソフトウェアで線を描くためには、ペン先が「クリック」に設定されている必要があります。

サイドスイッチで右クリックや他のクリック機能を実行する際の操作方法を変えることができます。オプション設定をご覧ください。

ヒント:  

  • 「ダブルクリック」をサイドスイッチに設定すると、簡単にダブルクリックを行うことができます。
  • 「ペン先の感触」スライダを「柔らかい」へ移動すると、筆圧の感度が高まります。筆圧対応のグラフィックソフトウェアでは、この設定をお勧めします。
  • ソフトウェアによっては、柔らかい筆圧の設定に過剰に反応し、電子ペンを少し押しただけでブラシサイズが画面上で拡大する場合があります。その場合は、「ペン先の感触」スライダを「硬い」へ移動してみてください。
  • グラフィックソフトによっては、ダブルクリック距離を大きくすると筆のストロークの開始が遅れることがあります。この場合、ドラッグ操作やインクのストロークの開始も遅れる場合があります。その場合は、ダブルクリック距離を小さく設定し、ダブルクリックはサイドスイッチに設定してください。ファンクションキーをダブルクリックに設定することも可能です。

ワコムではIntuos Proのオプション品として、アートペンやエアブラシなど各種のペンを提供しています。これらの入力デバイスは、ワコムのタブレットドライバに対応しています。これらのペン先でペンタブレットの操作面に触れると、「入力デバイス」リストにアイコンが表示されます。 そしてコントロールパネルには、新しい入力デバイスとカスタマイズ対象のオプションが表示されます。

  • アートペンは筆圧対応のペン先と消しゴムを搭載し、傾き検出と回転機能にも対応しています。ペン軸の回転はカリグラフィブラシやアナログのマーカーのような描写を実現し、この機能に対応しているソフトウェア内でユニークな効果を生み出します。
  • エアブラシは、アナログのエアブラシの感覚そのままに作業できるテジタルエアブラシです。筆圧対応のペン先と消しゴム機能、傾き検出、およびホイール機能を搭載し、エアブラシ同様にブラッシング面積やインク流量を調整可能です。

これらの入力デバイスに対応したソフトウェアでは、ソフトウェア内でアートペンの回転やエアブラシのホイール機能の調節などを行うことができます。詳しくはソフトウェアに付属の取扱説明書を参照してください。

これらのオプション品についてのさらに詳しい情報、またIntuos Proで使用可能なその他のオプション品については、ワコムのWebサイトをご覧ください。